
ガラスレンズの選び方
レンズの重さは重要な選択肢
ガラスレンズのメガネを選ぶ場合、レンズの重さは決して無視できないポイントです。メガネはその多くが長時間使い続ける物なので、フレームが触れる耳や鼻への負担を考慮する必要があります。レンズが重いとそれだけ負担も増すので慎重に選ばなければいけません。ガラスレンズは薄く作ることができるので見た目はコンパクトですが、実際は非常に重たいというケースが少なくありません。同じ度数の場合、ガラスレンズはプラスチックよりも厚さが約半分、重さは約2倍なのが一般的です。レンズをガラス製にする場合はその点を考慮し、メガネを使う時間が長いほど耳や鼻への負担が大きくなることを把握したうえでデザインや加工の方法を決める必要があります。
メガネを使う環境を考えて選ぶ
ガラスレンズは割れやすい欠点があるため、現在のメガネの多くは割れにくいプラスチックレンズを使っています。しかし、ガラスは熱に強く傷がつきにくい利点もあるため、その利点をどう活かすかがポイントと言えるでしょう。熱に強い性質については溶接作業など火花が飛ぶ環境に適しています。火花がレンズに付着してもガラス製ならほぼ無傷です。プラスチック製のレンズなら火花が付着した部分が溶けてしまい、視界が悪くなってしまいます。また、傷に強い性質は汚れをしっかりと除去できる利点に繋がります。油脂や薬品などの刺激物にも強いので、過酷な環境でもレンズが劣化する心配がありません。ガラスレンズのメガネは高温や刺激物などに晒されることが多い環境に向いていると言えるでしょう。